マイナンバーカードを発行するべきか、悩みますよね。
そもそもマイナンバーカード作ってメリットある?とお思いの方も多いのではないでしょうか?
仮に申請したとしてマイナンバーカード発行までどのくらい待つのか、など想像もつかないと思います。
このたびマイナンバーカードを申請して無事に受け取れましたので、本記事ではこちらを解説。
- マイナンバーカードのメリット・デメリット
- 発行までの待ち時間
- 申請手順
- 必要なもの
あなたがマイナンバーカードを発行すべきかどうか、迷っている方の役に立てばと思います。
それではよろしくお願いします。
マイナンバーカード作るべきか
マイナンバーカードで生活が便利になる人は作るべきだと思っています。(私もマイナンバーカードの必要性を感じたので作りました)
マイナンバーカードを作ると、e-Tax確定申告や住民票などの行政書類がコンビニで受け取れるなど便利になります。
特に個人事業主や会社勤めでも副業で収入を得ていこうという方はあったほうが便利かもしれません。
逆に特にメリットを感じない方(確定申告しない方や行政書類はコンビニで受け取らなくていいなど)や魅力を感じない方は急いで作る必要はありません。
マイナンバーカードできる4つのこと(メリット)
マイナンバーカードを作ると4つのことができるようになります。
- e-Tax確定申告
- 行政書類をコンビニで受け取れる
- 行政書類発行費用が少し安い
- 今後保険証としても利用できる予定
e-Tax確定申告
マイナンバーカードを使ってe-Tax確定申告ができるようになります。e-Taxは、税務署に行かなくても自宅で確定申告ができることがメリットです。
ただ税務署に行って職員の方に不明点を聞きながら行いたい人には不向きです。
e-Taxについてもっと詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
コンビニで行政書類が受け取れる
マイナンバーカードを作成すると、コンビニのマルチコピー機で行政書類など受け取れます。受け取れる書類はこちらです。
お住まいの自治体がコンビニ交付サービス対応しているかどうかは下記サイトからご確認いただけます。
コンビニ交付に関する情報(コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付(コンビニ交付)ホームページ)
行政書類発行費用が少し安い
コンビニで行政書類を受け取ると、お安くなる点もメリットです。
下の表は、窓口とマイナンバーカードを使って電子申請したときの手数料の比較です(お住まいの自治体によって手数料が異なりますのでご注意ください)
窓口手数料 | 電子申請の場合 | |
住民票の写し | 350円 | 250円 |
印鑑登録証明書 | 350円 | 250円 |
住民票記載事項証明書 | 350円 | 250円 |
戸籍証明書 | 450円 | 250円 |
戸籍附票の写し | 350円 | 250円 |
見ていただいだ通り、マイナンバーカードを利用して電子申請したほうがお得です。
今後保険証として利用できる予定
マイナンバーカードは、保険証機能も搭載しています。
しかしマイナンバーカードが保険証として使える医療機関はまだ一部で「令和5年3月末を目標に全ての医療機関での導入を目指してシステム整備している」と明記されています(下記引用参照)
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう、医療機関・薬局のシステム整備を支援しており、「令和5年3月末には概ね全ての医療機関等での導入を目指す」こととしています。
引用元:厚生労働省
補足:保険証として使うには手続きが必要
「マイナポータルアプリ」で設定が必要です。ログインにはパスワードも必要なのでご注意ください。
なお、登録は無料です。
マイナポータルアプリのインストールページはこちら
デメリットは6つ
次はデメリットをみていきましょう。
- 紛失すると面倒
- 有効期限がある
- 住所変更はネット・電話手続き不可
- パスワードを忘れてもネット・電話での問い合わせ不可
- パスワードを間違えるとロックされる
紛失すると面倒
こちらの手順で手続きが必要です。
- マイナンバー総合フリーダイヤル、または個人番号カードコールセンターに連絡(マイナンバーカードの電子証明書などの機能停止のため)
- 警察署に行き、遺失届を提出
- 住民票のある市区町村の窓口に行き、紛失届を提出
- 住民票のある市区町村の窓口に行き、再交付申請の手続き(再申請には手数料がかかるので注意)
(市役所でもらった説明書を元に作成)
有効期限がある
マイナンバーカードは有効期限があります。
- マイナンバーカードの有効期限は発行の日から10回目の誕生日まで(20歳未満は5回目の誕生日)
- 電子証明書の有効期限は発行の日から5回目の誕生日まで
更新については「あなたのマイナンバーカード更新はいつ?更新の料金•手順•所要時間•注意点まとめ」をご覧ください。
転居・引っ越ししたら
マイナンバーカードに登録した住所変更は、ネット・電話手続きできません。
面倒ですが、市区町村の窓口で手続きが必要です。
マイナンバーカードの住所変更に必要なもの
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードの暗証番号(4桁)
(参考:横浜市)
- 転入・転出手続きは完了から14日以内
- 転入・転出手続きと一緒に、マイナンバーカードの住所の書き換えを
(参考:前橋市)
マイナンバーカードの住所変更手続きはお早めに
マイナンバーカードが届出が遅れた場合、マイナンバーカードが失効します。(参考:生駒市)
各手続きには期日が設定されています。転入転出は14日以内です(参考:前橋市)
マイナンバーカードの住所変更は、転入・転出手続きと一緒に済ませてしまうのがおすすめです。
詳細はメモをご覧ください
- 転入・転出手続きは14日以内に(14日を過ぎるとマイナンバーカードも失効)
- 転出手続き後、転出予定日から30日以内に転入手続き(30日を過ぎると失効)
- 転入手続きが完了後、90日以内にマイナンバーカードの住所変更手続き(90日を過ぎると失効)
パスワードを忘れたら
ネット・電話対応はしてくれません。
面倒ですが、住所のある市区町村役場でマイナンバーカード・パスワード初期化の手続きが必要です(参考:東村山市)
必要なものはこちら
- マイナンバーカード
☆本人以外が手続きする場合は別途書類が必要
パスワードはしっかり管理を
パスワード連続して間違えたら
マイナンバーカードの電子証明書機能(eTax確定申告,行政書類を発行できる機能)がロックされます。
そしてロック解除は、ネットや電話ではできません。
面倒ですが、お住まいの市区町村窓口でロック解除の手続きが必要です(参考:東村山市)
ロックが掛かる回数
- 署名用電子証明書:5回
- 利用者証明用電子証明書:3回
(参考:執筆者が役場で頂いた資料)
ロック解除に必要なもの
必要なものは、マイナンバーカードです。
☆本人以外が手続きするときは別途書類が必要
パスワードは間違えないようにしたいですね。
マイナンバーカードを作るべき人は?
下記のいずれか当てはまっていれば、マイナンバーカードおすすめですよ。
- e-Tax確定申告を予定している人
- 確定申告を毎年する人
- 副業、独立を検討している人
- コンビニで行政書類を受け取りたい人
- マイナンバーカードを大事に保管できる人
- マイナンバーカードのパスワード管理ができる人
- マイナンバーカード・署名電子証明書の有効期限を把握できる人
- マイナンバーカードのデメリットを許容できる人
マイナンバーカード申請自体は無料でできます。時間に余裕があるうちに進めておくと安心です。
マイナンバーカードを急がなくてもいい人
逆にマイナンバーカードを急いで作らなくても、いいかなという人はこちらの人です。
- e-Tax確定申告を利用しない人
- 税務署で確定申告したい人
- 確定申告する予定がない人
- 行政書類は窓口で受け取りたい人
- マイナンバーカードの機能にメリットを感じない人
- マイナンバーカードの管理が面倒だなと感じた人
ゆっくり検討してみてくださいね
申請からハガキが届くまでにかかった期間
申請してからハガキ(交付通知書)が届くまで、おおよそ1ヶ月半かかっています。
参考までに、マイナンバー総合サイトでは出来上がるまで”おおむね1ヶ月”と明記しています。
マイナンバーカードの交付申請から市区町村が交付通知書※1を発送するまで、概ね1か月間※2となっております。
引用元:マイナンバー総合サイト
思いのほか時間がかかる場合も
Twitterではもっと時間がかかったという声も目立ちます。
マイナンバーカード申請して2、3ヶ月たってもハガキが届かないこともあるようです。
こちらを参考にどうぞ
マイナンバーカードを受け取るまでの流れ
マイナンバーカードを申請してから受け取るまでの流れはこちらです。
- マイナンバーカードを申請する
- 1〜2ヶ月待つ
- ハガキが届く
- 受取場所に行く
- 窓口での説明を受ける
- マイナンバーカードのパスワードを決め
- マイナンバーカードを受取り、完了
マイナンバーカード申請は4パターン
- スマホ
- パソコン
- 証明写真機
- 郵送
おすすめの申請方法については「マイナンバーカード申請方法は4つ|どれがおすすめ?私の一押しはコレ!!」をご覧ください。
マイナンバーカード申請は、こちらの封筒がお手元にあればスムーズです。必要なものが全部入ってます(下の封筒↓)
封筒の中身
- マイナンバー交付申請のご案内
- 宛名台紙
- 交付申請書
- 返信用封筒(郵送申請で使用)
市役所に行く前の事前準備
ハガキ(交付通知証)には、「交付場所」「交付期限」が記載されていますので指示にしたがって受け取ってくださいね。
そして、役所に出かけるときには必要なものを準備してお出かけください。
必要なもの
- ハガキ(交付通知書)
- 通知カード(緑色の紙のカード)
- 身分証明書(運転免許証など)
- 暗証番号を決めておくと楽
(参考:マイナンバーカード総合サイト)
市役所滞在時間は20分くらい
市役所に到着してからの手順はこちらです。
- 受付
- ハガキ、身分証明書の提示
- マイナンバーカード機能、注意点、有効期限の説明
- 暗証番号を決め(入力、控えももらう)
- 全て完了したらマイナンバーカード交付
暗証番号の控えは大事に!!
暗証番号の控えは、持ち帰れます。
控えたパスワードは、電子申請やe-Tax確定申告のログインで使いますので、大事にしまっておいてくださいね。
他にも数種類書類を頂きます(下記画像)
- 注意事項、有効期限についての説明書
- 健康保険証についての説明書
- マイナポイントについての説明書(マイナポイントは2021年4月に終了しています)
まとめ
- マイナンバーカード作るべきか
- デメリットは6つ
- マイナンバーカードを作るべき人
- 申請・受取までにかかった時間
- 受け取るまでの流れ
マイナンバーカードのメリットやデメリット、時間、手順など解説してきました。
マイナンバーカードを申請するかどうか決まりましたか?もし、申請するようでしたら本記事の流れで申請できますので、参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。