FP試験の電卓は試験期間だけ、という人もいらっしゃると思います。
予算が少ないと「電卓は100均で済ませようかな?」とお考えかもしれません。
実際100円の電卓だと不安。
とはいえ100均の300円の電卓はどうなのかな、なんて思いませんか?
実は私も同じ疑問を持っていまして、300円電卓を買ってみました。
このページは300円電卓のレビューです。
100均行くのはちょっと面倒。でも300円電卓は気になっているあなたは、ぜひチェックしてみてください。
ちなみにこの300円電卓は試験会場持ち込OKですよ
- 試験の持ち込みの可否
- 300円電卓の仕様
- 300円電卓のメリット、デメリットなど
参考記事「FP試験の電卓|100均で大丈夫?電卓購入してレビューしてみる」
FP試験に持ち込める?
300円電卓はFP試験の持ち込みOKです。
300円電卓の機能は、演算機能(+/-/×/÷)/メモリー機能/√/%/+−切り替え。
以上の一般的な電卓の機能で構成されます。
このように300円電卓に禁止機能はないので、300円電卓は持ち込みは大丈夫です。
引用元
下記の引用元は日本FP協会公式ページです。
日本FP協会公式ページの電卓持ち込み要件の引用を掲載しました。
きんざい(金融財政事情研究会)も同じです。参考にしてくださいね。
イ.電源内蔵のもの(そろばん不可)
ロ.演算機能のみを有するもの。
※ 使用可………√・%・定数計算、消費税に係る税込・税抜、
売上に係る原価(MD)・売上・売価(MU)・利益率、日数・時間計算、
マルチ換算についてのキー、メモリー(M)機能(計算結果を1つだけ記録できるものに限る)、GTキーのあるもの。※ 使用不可……関数機能〔Σ(シグマ)・log 等〕・ローン計算・複利計算・紙に記録する機能、音〔タッチ音・音階・音声等〕を発する機能、プログラム(計算式)の入力(登録)機能、計算過程をさかのぼって確認できる機能等を有するもの。
ハ.数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの。
ニ.外形寸法がおおむね26㎝×18㎝の大きさを超えないもの。
引用元:日本FP協会公式ページ
300円電卓の仕様
商品名:LARGE BOTTON CALCULATOR -数字が大きめの電卓-N0.14
表示:8桁
傾斜:あり(調整不可)
電源:ソーラー/電池併用タイプ(電池交換不可)
機能:演算機能(+/-/×/÷)/メモリー機能/√/%/+−切り替え/off
外寸:14.3×10.8cm、高さ3.2cm
重さ:102g
カラバリ:黒のみ
防水機能:なし
購入時期:2021年9月
2023年7月時点内蔵電池残量あり(1年11ヶ月内蔵電池残存)
なかなか良さそう♪
300円電卓のメリット、デメリット、おすすめできるか?
結論を申しますと300円電卓はお値段なりの品質です。積極的にはこの300円電卓はおすすめできません。
(そもそも300円電卓に全てを求めている、という人はあまりいないと思いますが、、、)
こちらでは300円電卓のメリット、デメリット、おすすめできそうな人は?の順番で解説します。
300円電卓のメリット
1、液晶の見やすさ
2、内臓電池の持ちはよいかも?(私が2021年8月に購入した300円電卓の内臓電池は2年以上電池が残存確認しています,2023年11月時点)
液晶の見やすさ
前述した通り、こちらの電卓は本当に見やすく設計されています。
内臓電池の持ちはよいかも?
購入から2年経過したこの300円電卓、今も内臓電池は残っています。(もちろん個体差もあるかもですが、、)
運が良くあたりの電卓を引くことができれば、内臓電池が長持ちするかも知れません。
300円電卓致命的なデメリット
1、キーの押し心地が固い
2、キーを押す音が大きい(カシャカシャ、キシキシ、という音)
キーの押し心地が固い
ダイソーでパッケージの上から触っただけはわからなったことですが、
触った瞬間「あっ、安物」って感じでした。
電卓をしばらく触ったところ、全体的に固めの押し心地です。
さらに悪いことに、一部キーは引っかかるような感覚があるので使い勝手は悪いです。
キーの押し心地が悪いことは電卓としては致命的な欠点。
こんなことはあんまり書きたくないですが、この300円電卓は正直買わない方がいいと思います。
Xでの口コミも参考にしてください
キーを押す音が大きい(人によっては気になるかも)
もうひとつデメリットは、キーを押す音が大きいこと。
この電卓は(価格なりの仕上げなので仕方ないですが)安いプラスチック同士が擦れるような音がします。
「カシャカシャ、、カシャカシャ、、、」
「キシキシ、、、キシキシ、、」
試験中、この音が気にしだすと、もしかしたら気になってしまうかも知れません。
個人的にはキーの操作音自体は気にならないですが、人によっては気になるかも知れません。
その他細かいデメリット
他のデメリットをまとめておきます。
- 独自のキー構成
- 滑り止めがないこと
- 電池交換できないこと
- ボディの耐久性が弱い?(2023年7月追記)
独自のキー構成
300円電卓は「+」が独自性があります。
見ての通り他の100均電卓よりも明らかに小さいです。
私は使ううちに「この+は無理・・」となる今となっては出番はありません。
滑り止めがないこと
電卓の滑り止めがないのは100均のある意味定番です。
当然300円電卓もゴム製の滑り止めは、ありません。
ただこの300円電卓は、他の小さい100円電卓とは違い机に接する面積が大きい。
なので100均の中の電卓ですと、300円電卓は安定感があります。
(左が100円電卓、右が300円電卓)
注意:一見滑り止めに見えるのはただのスポンジ
そして電卓の裏の一見滑り止めに見えるのはスポンジです。
強めに電卓を叩くと、電卓は少しずつ滑ります。
ご自身の利用環境だと滑り止めが必要!となれば滑り止めを別途用意するしかありません。
でも大丈夫です。
100均インテリアコーナーでゴムの滑り止めは豊富な品揃えがあります。
ついでに買ってしまう。という方法もありますよ。
電池交換できないこと
残念ですが電卓電池交換できません。
電池が切れたら、ソーラー電池のみで動く仕様です。
本体の耐久性は1年くらい?【2023年追記】
もともと浮いていたプラスチッキーでしたが、軽く引っ張ったら、ポロッと取れてしまいました。
強引に押し込むこともできますが、、
OFFボタンなので計算には差し支えありませんが、やはり電卓のボディーの耐久性は1年くらいなのかな、、と思います。
300円電卓はおすすめな人は?
300円電卓は試験の持ち込みはできますが、致命的な欠点があるため基本的にはおすすめできません。
電卓は一度買ったら長く使うもの。
300円電卓を否定するようで申し訳ないですが、もう少し予算を取って納得して使えるものをご検討ください。
一方で、300円電卓を検討してもいい人
- 電卓の基本機能が使えれば良い人
- 品質を理解して短期間でも使えればよい、と割り切れる人
足し算引き算掛け算割り算ができればいい、という人ならこの300円電卓、十分検討の余地あり。
値段が値段なので、すぐに壊れても諦めがつくのもまたメリットですよね。
使い捨ててもOKと考えて利用するのでしたらいいかもしれません。
自分は、、
私はせっかく購入したので、ときどき触って触って活用していきたいと思います。
電池の持ち具合や耐久性にも興味があるので。
試験持ち込みはCASIOやSHARPがおすすめ
試験の電卓はCASIO、SHARPの大手メーカーを選んでおくと後悔はありません。
電卓で迷ったら大手メーカーで検討するのがおすすめです。
私はCASIOがおすすめです
まとめ
今回は好奇心で購入した300円電卓のレビューをしてきました。
結論ですが試験の持ち込みOKですが、この電卓は300円の価値もないと思います。
電卓は数年と使い続けられる長く使える電化製品です。
電卓を検討されるならCASIO、SHARPあたりからご検討ください。
ご自身に合った電卓を選んでFP試験頑張ってください。
あなたの努力が報われて、合格できるように陰ながら願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。